しおくじら

祖母の家の近くにはボタ山というのがたくさんあります。

ボタ山というのはむかし飯塚は炭鉱で栄えた町、つまり
石炭がたくさん出ていたんです。

その石炭を掘り出すためにでた土を積み上げたのがボタ山
というものです。

いわゆる人工の山です。いまはもう石炭は使わないけど
むかし、祖母の家ではお風呂を沸かすときなどに使って
いました。

そういえば、祖母の家のむかしはいわゆる五右衛門風呂でした。

風呂の上に木の板が浮いていて、その上に乗って入るのですが

子供時分の僕は体重が小さいのでバランスをとるのも一苦労で
上手く沈めることができずに苦労した覚えがあります。

そんなお風呂も改築してしまいましたが、でも熱源に石炭は
しばらく使っていましたね。

懐かしい思い出です。