しおくじら

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祖母の家は農業を営んでいたので土地が広いためよく探検
に行ったということを前回記事にさせていただきましたが

探検での主な目的は季節的に夏だったので（学校が夏休みのため）

昆虫を捕まえるのが目的でした。

つまり昆虫採集ですね。この昆虫採集で必需品というものが
ありました。まっ、もっとも捕まえてから後の話ですが

それは昆虫採集セットと呼ばれるものです。

このセットの内容はピンセット、何に使うかよく分からない
プラスチックケース（笑）虫を保存するためのものと思われる
保存液、それを注入するための注射器などです。

よく分からないというのは、取り扱いについての説明書なんかが
付いていないので、「だと思われる」という程度しか分かって
いません。

昆虫採集セットは今は売られていないようですね。

考えてみれば、安ぽい物でしたが注射器なんか本物でしたからね。
ちゃんと針が付いていて、今考えればとても危ないオモチャでした。

なのに、当時の子供のお小遣いで容易に買えるような値段でした。
しかも、これ駄菓子屋さんでも普通に売っていましたから。

これも、昭和の良き時代だったのかなぁ？
  

飯塚に住む祖母の家では農業をやっていました。
そのため持っている土地が広いです。

どれぐらいかというと？・・・かなりです（笑）

山を切り開いた場所にあり、しかも広いので
子供の時によく一人で探検に行きました。

一応水筒などをもって探検に行くカッコウをしてね。

だいたい祖母の家に遊びに行く時は学校が夏休
みの時でしたので、畑にはいろいろな虫がいました。

それを捕まえたりして遊んだりしましたね。

時には、カブトムシやクワガタなんかの昆虫もいました。

まっ、これらは時どきしかいませんでしたけど。

カミキリムシは沢山いたなぁ～

あれは、農業をやってる人には害虫だって言っていた。

そうそう、思い出した、そんな時期に読んだ本ですが
ファーブル昆虫記なんか好きでしたね。

大人になった今は、虫とか昆虫とかなぜか？ダメです。
苦手です。何でだろうか？
  

福岡県の名菓といえばたぶん、ひよ子まんじゅうでしょう。
ひよ子まんじゅうはヒヨコの形をした可愛いお饅頭です。
タマゴが入った（たぶん）アンコは甘くてとても美味しいです。

お土産としても好評なお饅頭ですが、祖母の飯塚に遊びに行った
時は、よくおやつとして食べました。

僕の食べ方は、まずは饅頭の皮から食べます。そして中からは
ヒヨコの形をしたアンコが出てくるのですが、これを独特の
甘みを楽しみながら、ゆっくり食べます。

あっ、これは正しい食べ方ではありませんよ。僕が勝手に好んで
る方法ですので（笑）

そういえば最近というか長い間食べていないなぁ。
なんか急に久振りに食べたくなってしまいました。
  

祖母の家の近くにはボタ山というのがたくさんあります。

ボタ山というのはむかし飯塚は炭鉱で栄えた町、つまり
石炭がたくさん出ていたんです。

その石炭を掘り出すためにでた土を積み上げたのがボタ山
というものです。

いわゆる人工の山です。いまはもう石炭は使わないけど
むかし、祖母の家ではお風呂を沸かすときなどに使って
いました。

そういえば、祖母の家のむかしはいわゆる五右衛門風呂でした。

風呂の上に木の板が浮いていて、その上に乗って入るのですが

子供時分の僕は体重が小さいのでバランスをとるのも一苦労で
上手く沈めることができずに苦労した覚えがあります。

そんなお風呂も改築してしまいましたが、でも熱源に石炭は
しばらく使っていましたね。

懐かしい思い出です。
  

このブログのタイトルのしおくじらの意味ですが

その前に塩クジラってご存じですか？

福岡県の方ならご存知のお方も多いかも知れませんね。

この塩クジラというのはクジラの肉を塩付にしたものです。

今でこそ鯨は高級食材となってしまいましたが、牛肉など
に比べて昔は安かったんですよ。

よく肉の量を増すためにハンバーグなどに混ぜ物としても
使われていたぐらいですから。今では考えられませんね。

昔安く手に入る時代に塩クジラはよく食べました。

食べ方は大体ブロックになっていて、それを薄くスライス
して金網を使って火であぶってから食べるんですけどね。

鯨の味と塩辛さで、これだけで白いご飯がいくらでも食べれ
てしまうほど美味しいものです。

そんな思い出があったのでこのブログのタイトルに命名
しました。

ちなみに、今でも手に入れることはできますが、金額の高さ
には、ビックリしてしまいました。
  

僕は、実は名古屋生まれの名古屋育ちです。
それなのになぜ、福岡県のブログの「よかよか」でブログを
書くのか？それには理由があります。

それは、僕の両親が、飯塚の出身だからです。
そのため親の親つまり僕にとっては祖母が飯塚にいたからです。

今はその祖母の両方とも亡くなってしまいましたが、親の里帰りに
一緒に行って少年時代に飯塚で遊んだ記憶をブログにしてみました。